渚にて

旅行、音楽、読書、日常の雑記をつれづれに。

旅行記

アイルランドへ行こう 4:緑なす丘を越えて(GALWAY)

2017,Jun,10前回まではこちら。次の目的地、ゴールウェイは、アイルランド西部のコナハト(コノート)という地域にある港町。ダブリンからも直行のバスが出ていて行きやすく、夏の観光地としても人気が高い街だ。とりわけ2017年は、イギリスの人気ポップ…

北欧ところどころ7 折り返し地点にご注意(OSLO)

■13,Sep,2012 (4日目:オスロ)前回まではこちら。追記。オスロのホテルは前日よりは古めの内装だったが、まあまあの広さ。北欧の宿命かシャワーブースのシャワーヘッドがとても高い位置にあり、まるでホビットみたいな気持ちになった。とりあえず寝られる…

アイルランドへ行こう3:超高速ケルズの書

2017, 9-10, June日帰りツアーの続き。キルケニーに入る前に風邪気味で体調ががくんと悪くなってしまったので、あんまり街を歩く気力がなかった。とりあえず昼御飯を食べようと、レストランで野菜のグリルと名物のレッドエールを頼んだけれど、おかげで…

アイルランドへ行こう2:ツアーバスも面白いもの

2日目 9、Jun 2017翌朝、ディレイの時に腹の足しにしようと買っておいたパンと紅茶で朝ご飯にした。バスツアーの待ち合わせ時間は午前9時すぎだったので、あんまり時間に余裕がなかったのだ。アイルランドもイングランド同様、どうせ曇りか雨だろうと…

アイルランドへ行こう1:ディレイとタイマン張ろう

8,9 Jun 2017それは波乱の幕開けだった。体力限界値で仕事終わりに上野へ駆けつけて空港前日泊をした私は、深夜にスカンジナビア航空(SAS)から翌日のフライトの遅延(ディレイ)を告げられた。「まじか…」前に友達から「SASは遅延しやすいらしい…

アイルランドへ行こう0:旅の準備は胃痛から

のろのろと旅の記録を書き終わらないうちに次の年が来て、また新しい場所の思い出が増えていく。旅は楽しいのだけれども、まとめられないのはちょっともったいないとも思う。だって思い出せるものは、新しい記憶にはとうていかなわないから。それでもまた少…

ポルトガル、君を愛してる!2 太陽は僕の敵 (Lisboa)

久しぶりのリスボンの旅の続き。前回はこちら。■22,Jun,2015(2日目・リスボン)翌朝、リスボンの空は曇りだった。ホテルの窓のカーテンを開けると、目の前の建物の少し煤けた窓枠や壁、薄紫のアズレージョが見える。最初は案外くすんだ色の街なんだな、と…

アイスランドは眠らない3 まさかの大襲来 (Goðafoss~Myvatn)

■17,June,2014(3日目) (2日目はこちらから) 朝は7時台からホテルをチェックアウトし、ツアーに参加するために坂道の下にあるバスターミナルへと向かった。青空が広がる、いい天気だった。待ち合わせ時間まで街をぶらつき、あれこれ撮ってみる。 民家…

アイスランドは眠らない2 アークレイリは夏模様 (Akureyri)

■16,June,2014(2日目)(1日目はこちら)朝のレイキャヴィクは予想通り曇りだった。レイキャヴィクという名前の由来は、「煙たなびく湾」とされている。温泉の湯けむりと見間違えたことから付けられたらしいが、曇り空の消えないこの街にもよく似合ってい…

アイスランドは眠らない 1 再び氷島を目指して (Copenhagen,Reykjavik)

■15,June,2014(1日目)SASでコペンハーゲンのカストラップ空港に到着。ちょうど午後4時で、Icelandairの乗り継ぎまでに約3時間の余裕があった。初夏の空はまだまだ明るい。昼の感覚がおかしくなりそうだ。機内では『グランド・ブタペスト・ホテル』を…

ポルトガル、きみを愛してる!1 知識ゼロからの旅(Lisboa)

思いつく限りの衝動でここ数年行きたい場所へ何とかかんとか行ってみたが、今年ほどどこに行ったらいいか分からない年はなかった。どうしよう。でもどこかに行きたい。仕方がないので、思いつかないなりにこれまでの旅を振り返ってみた。北欧はよかった、で…

英国どこでも迷子4 Skyfallロケ地プチ巡礼 (London)

2013年のロンドン旅日記、久しぶりの続きです。前回はグローブ座でマクベスを観賞したところまで。さて翌日の3日目(6/24)、この日は朝からピムリコに向かおうと決めていた。目的はもちろん、ピムリコ駅から橋を渡るところからよく見えるMI6本部…

英国どこでも迷子3 バーナムの森がダンシネインの丘に向かう (London)

2013年の英国旅日記の続き。ちょっと時間が空いたので、大きな荷物を宿に置き、近くのチャイニーズレストランでご飯を食べてから再びグローブ座に向かう。しかし、疲れたからって戻ったのは大間違いだった。ロンドン・ブリッジからのグローブ座は思った…

英国どこでも迷子2 コヴェント・ガーデンのムーミン (London)

久しぶりの英国旅行日記その2。前回は1日目、セント・バーソロミュー病院を抜けたところまで。少し歩き、疲労困憊に達しつつあったため、仕方なく地下鉄でホルボーンからピカデリー線でコヴェント・ガーデンへ向かう(ここらへんすごく代金が高い上に駅が…

北欧ところどころ6 光とどこまでも続く丘陵(From Mylrdal to Oslo,Norway)

■12,Sep,2012(3日目:ミュールダール→オスロ)前回まではこちら。旅の3日目がなかなか終わらない。ベルゲンから日帰りで行けるソグネ・フィヨルド観光は、そのまままたベルゲンへと帰って行く人が多い。私の行程は反対にオスロまで下り、翌日はスウェーデ…

北欧ところどころ5 世界の車窓から(from Flam to Myrldal,Norway)

■12,Sep,2012(3日目:フロム→ミュールダール・フロム鉄道)前回まではこちら。うっかりフロム鉄道のことを書くのを忘れていた。濃い緑色をした車両のフロム鉄道に乗りこんで、私はガイドブックに書いてあった通り、窓が開けられるほうの席に座った。写真を撮…

英国どこでも迷子1 満を持してコニー・ウィリス参り (London)

春先にも言っていた通り、6月にイギリスに行ってきた。 端的に述べれば、ダニクレとDoctor Whoとタイムトラベルのせい。 007とDWの50周年を目の当たりにした挙句、その時ハマっていたSF小説が第二次世界大戦時のロンドンが舞台だったから大変だ。う…

北欧ところどころ 4 川とフィヨルド(Flam,Norway)

前回から1年ほどが過ぎましたがノルウェー経由スウェーデンの旅日記の続きです。何故いま書く気になったかと言うと、昼のラジオで野々村真が「僕はブログは毎日続けています!」と言っていたから(爆)。「の、野々村君に負けた…」と何故か敗北感に打ちひし…

イギリス妄想旅行を開始する

今日上司に見せた仕事は「面白い。大したもんだ」と言ってもらえてすごく嬉しかった。お世辞にもそんな大きいものじゃないんだけど、そういう言葉を面と向かって言ってくれる人にこれまであまり会ったことがなかったから。私も「これは楽しいぞ」と思って、…

北欧ところどころ 3 フィヨルド巡り(From Bergen to Gudvangen,Norway)

■12,Sep,2012(3日目:ソグネフィヨルド巡り・ベルゲン→グドヴァンゲン)前回まではこちら。翌日ももちろん雨だったが、元々万年雨女の私にはもはや珍しい光景ではなかった。今日は長丁場になるので、前日に街をぐるぐると歩いていた時、ショッピングモール…

北欧ところどころ2 ベルゲン、雨の街(Norway,Bergen)

■11,Sep,2012(2日目:ベルゲン)ベルゲンでは一日時間があったので、ガイドブックを見て街について勉強してから、翌朝外に出た。目が覚めてまっさきに窓の外を確かめたけど、やっぱり雨はやまず、どんよりした雲が空を覆っていた。昨夜着いた時は疲れ切っ…

北欧ところどころ1 遠くまで行こう(Norway,Bergen)

舌の根も乾かぬうちに9月の北欧旅行のことを書こうと思う。アイスランドも始まってまだ途中なんだけど、交互に書いて行けたらいいかなって。読む人の事を考えていないけれど、そういう気まぐれじゃないと書けないことも多い。どこか遠くに行きたいと常々考…

アイスランド旅行記 2 (2日目:ブルーラグーン)

(一年前のことを思い出しながらつなぎかいてみます。友人Oちゃんと一緒に行った旅の記録)15, Sep, 2011 ホテルに着いたのは真夜中だったので、その日は空港の売店でキットカットを買った以外は、夕食もろくに食べず寝るばかりだった。 翌朝うずうずと起き…

north side

なぜこんなに北に惹かれるんだろう?寒いのほんっとうに嫌いなのに!前にも呟いたけど、去年のアイスランド以来、北への憧れが増すばかりだ。「これは私が旅行者で、通りすがりだから楽しいんだ」と旅で何度となく思ったことだけど、それでも北の風景は愛お…

旅の空の話

気がつくと北へと向かっている。今度の旅は、去年のアイスランドに続いて北欧になる。あのときは気が狂いそうになるほどの長い時間をOちゃんと一緒に分かち合ったけど、今回は本当に一人だ。旅行会社のフリーパックプランに乗っているとは言え、海外一人旅っ…