渚にて

旅行、音楽、読書、日常の雑記をつれづれに。

英国どこでも迷子2 コヴェント・ガーデンのムーミン (London)

久しぶりの英国旅行日記その2。前回は1日目、セント・バーソロミュー病院を抜けたところまで。
少し歩き、疲労困憊に達しつつあったため、仕方なく地下鉄でホルボーンからピカデリー線でコヴェント・ガーデンへ向かう(ここらへんすごく代金が高い上に駅がそれぞれ近場なので、元気なら歩いたほうがよいです)。
マイ・フェア・レディ』でオードリー演じる少女が踊っていた場所といったら分かりやすいだろうか。レスター・スクエアに近く、ミュージカルなどの劇場が軒を連ねるWEST ENDがすぐそばにある。
さて、ここで問題発生。
コヴェント・ガーデンの駅構内を歩いていると脇にらせん状の階段が見えた。軽い気持ちでエスカレーターではなく階段を選んだのが悲劇の始まりだった。「193段あるよ」という表示を見て嫌な予感はしていたんだ。
階段を歩いても歩いても、全然終わりが見えない。狭い階段に乗客がひしめきあっては笑い、あるいはげっそりしている。どうやらここはその筋では有名な古くて長い階段だったらしい。ひいひい言いながら何とか昇りきると、今度はオイスターカードのお金が切れていた。よく確かめたら、私は「バス&トラムの1weekカード」を買っていたらしい(涙目)!地下鉄に乗ると一気に残金がなくなったため、泣く泣くもう1枚を購入した。注意力散漫もいいところだ。気を取り直してごはんを探しに行く。

そんなわけでいざコヴェント・ガーデン
なぜかあるムーミンショップでムーミン(人型)と見つめ合う


コヴェント・ガーデンには様々なお店のモールがある。通りでは大道芸を披露していて、たくさんの人が集まって活気がある。当然食べ物のお店も混んでいるわけで、悩んだ挙句広場の下で店を広げていた出店でパエリアを頼んでそこらに座って食べた。階段のせいもあって、すんごく久しぶりに座った気がした(椅子じゃないけど)。
アップルマーケット裏にあるジュビリー・マーケット
コヴェント・ガーデンにはアップル・マーケットとジュビリー・マーケットという二つの市がある。月曜日はアンティーク市らしいが、普段からジュビリーには古切手や手紙などの雑貨もあるし、ストールや服なんかも売っている。私はここでハーブの石鹸を買った。カードを切れるかなと思ってたんだけど、お兄さんがカード読み取り機に何度入れてもエラーが発生してしまう。「ここは電波が悪くて!!」と必死に何とか読み込もうとするお兄さんを見ていたら申し訳なくなってきたので、「も、もういいですから!すいませんでした!!」と叫んで現金で払いました。
付近にはロンドン交通博物館もある。お土産屋さんが可愛いという話だったので、ダブルデッカーのペンや第二次世界大戦時の地下鉄のポスターの絵ハガキなどを購入。

ツィッターのフォロワーさんからトラファルガー広場でWEST ENDのイベントやってるよ!」と言われてたので、覗きに行く。トラファルガー広場のあるチャリング・クロス駅は、『スカイフォール』でボンドが敵を追うシーンでのロケが行われた場所で、長いエスカレーターを上り下りしているだけで眩暈がしそうなほど幸せになる。実際相当疲れていたから、あれは眩暈だったのかもしれない。


天気はいまいちだけど、広場には大勢の人が集まっていた。
*ちなみにこの時、私の脳裏には戦争直後のVEデイの光景が見えている。

屋外ステージでは、上演中の舞台から出演者らがやってきてパフォーマンスを見せている。私が行った時はLIMBOをやってました。
階段の上にはちょっとしたブースも出ていて、ロンドンのオタクショップのチラシを入手した。後日訪れることになる。それと、Doctor Whoの子供向け撮影ブースね!!
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正直旅先でやっと見たドクターだったからこれでも興奮した(笑)!!!近くにいたママと女の子がボードの前でしゃべってて可愛かった。
盗み聞いた親子の会話:「ママ、この人(ローリー)知ってる?」「えーと誰だったかしら」「ローリーだよ。Last Centurion」「オッケーローリーね分かったわ。ローリーの隣に立って。はいチーズ」

ネルソンの足元でパフォーマンス
夜からのマクベスに備えるべく途中で名残惜しくも引き上げる。へとへとだけどまだまだ1日は長い。

(つづく)