渚にて

旅行、音楽、読書、日常の雑記をつれづれに。

氷島的音楽 vol.2/Icelandic music in this Summer(memory)

大分間隔が空きましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。残暑と言うよりすっかり秋の刺すような日差しにやられつつ、今日もなんとか生きています。
前回紹介したアイスランドで買ってきた音源の続きをぼちぼちやっていきます。

・Ylja/Ylja
アイスランド人は妖精を信じている」という話をよく聞くけれど、まさにその妖精の世界に入り込んでしまったような不思議なトラッドフォークを奏でる3人組。もとは女性たち二人だけだったデュオで、後から楽器担当の男性が加わったらしい。楽器編成はギターとスライドギターのみというシンプルなもの。何と言っても、少し癖のある女声ボーカルのハーモニーが哀愁を誘う。
12tonarで試聴したアイスランド音楽のコンピレーションアルバムに収録されていた曲が気に入ったのがきっかけで、単独のアルバムもないかとスタッフに聞いてみたんだけど、店では売りきれていた。泣く泣く諦めて引きさがった翌日、ホテル近くにあった別のCD屋で見つけて大喜び!もちろん速攻で買いました。ジャケも可愛いよ。
ICELANDiaで買えます。
*少し修正。ライブではドラムも交えた5人体制で演奏していますね。最近はベースプレイヤーも増えたみたい。

Ylja-Út


Ylja - Konan með sjalið




・Moses Hightower/Önnur Mósebók
アイスランドのブルーアイド・ソウル&ファンク。アルバムに収録されている『Tiu Dropar』という曲のタイトルが、レイキャビクにあるカフェと同じ名前だったので思わず手に取った。歌詞はもちろん全部アイスランド語なので全く読めないし分からないんだけど、ゆったりとした雰囲気の曲からちょっとひねくれた曲まで色々と楽しめる。少しかすれたヴォーカルがまたこじゃれてる。ジャケもかっこいいけど、写っているタキシードの男性はメンバーではないと思われます(笑)。
ICELANDiaで買えます。 ←大体気に入ったの何でもあるから、こちらのサイトは本当に偉大。

Moses Hightower/Tiu Dropar


・Hot Spring-Kerið
Icelandairのスタッフが選んだという、アイスランドミュージックの「今」を知ることができる便利なコンピレーションアルバムHot Springの最新第4弾。vol.1以降のアルバムには、Landmannalaugar(ラドマンナロイガル), Askja(アスキャ), Kerið(ケリズ)―高地や火山、火山湖といったアイスランドの名所にちなんだ名が付けられている。このシリーズには今までに上げたアーティストも何組か収録されていて、KeriðにはmúmやAsgeir、昨年アイスランドのベストアルバムになったバンドMammútなど16組の曲が並んでいる。収録曲のAsgeirのFrá mér til ykkarって、Dreamingのアイスランド語バージョンだと思われるのだけど、個人のアルバムには入ってたかな??これも涙が出そうなほど静かで温かな曲です。

Mammút - Ströndin (Live on KEXP)

Kaleo - I Walk on Water (Official audio)
こんなアイスランドっぽくない雰囲気の癒し系ロケンローバンドもいるのだ

とりあえず現地で買ってきたのはここまで。次に音楽を書くときはこのコンピから好きになってまた手に入れてしまったアーティストのCDについて書きたいと思います。