渚にて

旅行、音楽、読書、日常の雑記をつれづれに。

new yearからのすこし/Ásgeir

新年が明けていました。気まぐれな日記ですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
あまり人には伝えてなかったのだけど実は今年は喪中で、こちらから年賀を出せずにいる方々には申し訳ありませんでした。遅れてはいるものの、寒中見舞いで何とかお返事したいと思っているところ。
でも年賀状をもらうのは大歓迎だったので、言えなかったの(さびしいから)。

色々とあった1年でした。
疲れちゃったなーってのが本音。なんかもう気力があんまりないかも。別の方向で活力を得てはいますが、いつまで持つかなあ。
なんて言うと不安がられるかもしれないのでやめときますが、色々と考えないといけないシーズンかもしれないな。
そこそこ元気ではいるので、あんまり心配しないでくださいね。
とりあえず今のお気に入りを紹介。

Ásgeir/Leyndarmál(King and Cross)




Ásgeir(アウスゲイル)、本名をÁsgeir Trausti Einarsson。2012年にデビューしたばかりのアイスランドのミュージシャン。フォークとエレクトロが混在する、どこか懐かしくて孤独を感じさせる曲を作ります。声が優しいけれど、物悲しげ。2013年に出したデビューアルバムが一躍ヒットし、アイスランドで10人に1人が彼のアルバムを聴いた、という触れ込みだったのですが、あちらは国民全体が30万から40万くらいなので、実際のところ3万人くらいのようだ(笑)。今後は国外へもさらに人気が広がっていきそう。現在ヨーロッパをライブで周り、来月はイベントに合わせて初来日も果たす予定。

なにが一番驚いたって、彼がまだ21歳ってこと。
曲や声からにじみ出るこの孤独感は、20歳を過ぎたばかりの人間が醸しだすものじゃない。ちょっと「大丈夫だろうか?」と不安になるくらい。しかしこの独特の寂寥は、アイスランドのトラッドミュージックやあちらのアーティストにも感じることがあるので、もしかしたらアイスランド自体、やや寂しげな音が基本にあるのかも。うーん、それにしても…大丈夫かな?(ファンです)

Going Home

In The Silence Dýrð í dauðaþögn (live in LA @ Bardot 03.18.13)
CD『In the Silence』はアイスランド盤以外はまだ発売されてないみたい。今月29日に日本盤が発売される。早く全曲通して聴いてみたいなあ。あ、でも国際版はもしかして全部英語なんだろうか…。アイスランド語が曲に合っているので、できたらそちらも欲しいんだけども…。

Ásgeirも出たという02年のIceland Airwaves(フェス)に参加したエストニア人の子たちのビデオログ。各地名所を巡ってるのも可愛い

そういえばLeyndarmálを聴いて最初に頭に思い浮かんだのが、ちょっと違うけどBadly Drawn BoyのOnce around a blockで、酔いどれ詩人の孤独でした。
デーモンはフォークでもポップで、やや動的な音なんだよね

今日は連休最終日。
初日に友人たちと飲んだ以外はだらだらと過ごしていたけど、夕方になってから用事を済ませに外に出て、ついでにケーキが食べたいと思い立ってカフェを目指しました。
前に行って以来、久しぶりのカフェ。主人はイギリス好きで、よく茶葉やアンティークなどを買い付けに行っているみたい。二階席で一人、ああ落ち付く!
洋梨のクラムケーキとミルクティーを注文。お茶をしてから下に降りて行くと、レジの近くに置かれたトレイに焼きりんごが二つ乗っていていい匂いがしていて、思わず「おいしそう」と呟いちゃった。そうしたら主人がりんごを売ってくれた。
「おっきいのとちいさいの、どっちがいい?」と聞かれて、「小さい方で!」と答えたら、「『すずめのおやど』みたい」と言われて笑ってしまった。小さいりんごには福があるんだろうか。何だか訳もなく楽しかった。
そんなわけで今、焼きりんごを食べながら書いていた。
中にレーズンが入っていて、とろとろに果肉が溶けていて洋菓子みたいだった。

最後に去年、ラジオから流れてきた映画『マグノリア』サントラから、エイミー・マンの曲を。結局サントラも買っちゃった。泣けてくる。

Aimee Mann/Wise Up