渚にて

旅行、音楽、読書、日常の雑記をつれづれに。

2014年 今年会えてよかったなの音楽

酔っぱらいからの今年の振り返りです。
相変わらずそこまで音楽は聴いていないし、大体日記で取り上げたものが中心ですが、今年よく聴いた音楽をリストアップしてみます。

Taylor Swift/Mine


今年発売された新作『1989』のシングルカットが何となくTaylorらしくなくてあんまりぴんと来ず、代わりに前作Redから一つ遡った2010年の3rdアルバム『Speak Now』を買いました。これがまたポップが適度に効いていて良かった。Taylorによるとこのアルバムはこれまで出会った人たちへの手紙のような作品らしいのですが、例によって珠玉の失恋ソングが並んでいます。
冒頭を飾るMine、歌詞が冴えわたる。



"Do you remember we were sitting there by the water?
You put your arm around me for the first time
You made a rebel of a careless man's careful daughter
You are the best thing that's ever been mine"

「水辺に座った時の事を覚えてる?
初めて私を抱きよせてくれたんだった
いい加減な親のせいで注意深くなった私を変えてくれた
あなたは今まで出会ったなかで最高のひとだった」
(意訳です)

careless man's careful daughterのくだり、上手いよねえ。これがサビなんだからすごい。



Taylor Swift/Story of Us
こんなにキャッチーなのにもかかわらず、すごい失恋ソング(笑)。
カップルの間で心が通じなくなっていく様子をきりきりするような気持ちで描いたポップ。ポップというか、なんだろう。歌詞的にはこれがサビでいいのか、と毎回思うくらい心臓に突き刺さる。そんなサビをちょっと見てほしい。

"Now I'm standing alone in a crowded room
And we're not speaking
And I'm dying to know, is it killing you
Like it's killing me
yeah!

I don't know what to say since the twist of fate
When it all broke down
And the story of us looks a lot like a tragedy now"

Yeah!じゃねえだろ!!
しかしTaylorに関しては華やかな人気アイドルであるにも関わらず、現実でも彼氏に振られまくっているという「選ばれなかった私」感が常に中心にあると思うので、それがさらに多くのティーンの女子の心をとらえて離さないのでは…と思っています。誰だって心に「選ばれなかった私」を持っている。そして、「選ばれなかった私」だけどアイドルのTaylor!!このギャップ萌えよ。大好きです。

Asgeir/Kings and Cross(Live at Triple J)

確か昨年末あたりからはまって、アイスランドへの想いが再び募りました。2月の単独ライブはチケットを取ったにも関わらず大雪で行けず、LIFEを見て6月にアイスランドへ行き、7月末のフジロックでようやく念願のライブを初めて見れた!!今年は振り返ると、ずっとAsgeirを追う旅のような年だったな。
上げたのは好きなオーストラリアのラジオに出演した動画。まだ22歳という年に似合わないこの滋味、ぜひ単独ライブでまた味わいたいものです。

鎌田省吾/VAMOLA!キョウリュウジャー
さりげなくとんでもない名曲ではないかこれ…と思っているのがキョウリュウジャーです。恐竜×サンバという、一体どうしたらかけ合わせられるんだそれ、という内容を見事に組み合わせた変身シーン!そのサンバ要素はOPのテーマにも程よく生かされています。
冒頭からサビに至る中盤までは、いかにも王道のヒーローソングなのですが、サビでいきなり転調しサンバに!!サンバ調になってからのノリも素晴らしい。子どもたちのかけ声がまたいいです。EDは子どもも大人も一緒に踊れるという曲でした。見る者すべてを巻き込むヒーローソング、それこそが特撮音楽の極致。元気が出ない職場に向かう朝などに聞くとパシフィック・リムのメインテーマ並みに効きます。そうです…実はしっかり番組を視聴していました。敵もユーモアと悲哀が入り混じって良かった。おかげでキャラソング集まで買ってしまいました。現在放送中のトッキュウジャーの敵キャラソング集もなかなか上手だし、面白いです。

参考にトッキュウジャーのOPの電車アレンジMADも置いておきます。
ちなみにトッキュウジャーは、2014年の国交省主催・日本鉄道賞にも選ばれました。

烈車戦隊トッキュウジャーOPを使った列車戦隊トウキョウジャー(JR東日本首都圏MAD)
*実際は列車が主人公じゃないです


そして最後にやはりSin Fang。全体的にアイスランドばかり見ていたということがよく分かる。早く来日してほしいなあ。

Sin Fang:Full Performance