渚にて

旅行、音楽、読書、日常の雑記をつれづれに。

世界が庭であるならば



果ての果てへのあこがれは、引き戻される引力と分かちがたい。それなのになぜだろう。
先日、本屋でブルース・チャトウィンという作家の本を見かけたせいでまた旅へのあこがれが募る。
イギリスの作家で、サザビーズや記者を経験したのちに彼は旅に出る。
代表作は『パタゴニア』。
イギリスから遠く離れた大自然の名前になぜ彼は行きついたのだろうか?
それが気になって、今は意識がふらついている。
地に足がついてない、と思いながら、地に足がつかなくなる瞬間の快感を知っている。
同じように菅啓次郎の『狼が連れだって走る月』をぱらぱら読んだ時も、そんな気分がした。

ところで最初の写真は去年のアイスランドです。
そしてこれがSigur Ros