渚にて

旅行、音楽、読書、日常の雑記をつれづれに。

小娘の歌を聴け(完全版)

先日、Taylor Swiftの歌詞について友人とサビ部分について訳し合っていたら面白かった、という話を少ししましたが、件の友人がこのたび全訳をしてきたので、つい乗ってこちらも全部適当に訳してみました。
曲はグラミーにもノミネートされているWe Are Never Ever Getting Back Togetherです。歌詞なのでもうノリ重視で、細かい部分ほぼ無視の完全意訳なのですが、ニュアンスだけでも伝わったら…

友人と話し合っていた面白いねっていう部分は、サビのところの "You go talk to your friends, talk to my friends, talk to me" この言い回しです。
「あなた(彼氏)→あなたの友達(彼氏の友達)→私の友達→私」という伝達経路で彼氏が話しかけて来るっていうの、面白いけどどう訳すべきだろう?って話し合っていて、それぞれ独自の答えが出てきました。友人の許可を得たので、友人の訳も一緒に載せてみようと思います。
まず、私のバージョンはこちら。

Taylor Swift/We Are Never Ever Getting Back Together



I remember when we broke up the first time
Saying, "This is it, I've had enough," 'cause like
We hadn't seen each other in a month
When you said you needed space. (What?)

最初に別れた時のことを思い出す
「もうたくさん!」って言って
だって一カ月も離れ離れだったのに
あなたは「僕にも自分の時間が必要なんだよ」
(は?)

Then you come around again and say
"Baby, I miss you and I swear I'm gonna change, trust me."
Remember how that lasted for a day?
I say, "I hate you," we break up, you call me, "I love you."

また戻ってきたあなたは
「ごめん、君がいないとだめなんだ。
僕も変わるって誓うから信じてよ」
それが一日続いたんだっけ
私は「大っきらい」。 それでおしまい。
なのにあなたは電話してきて「愛してる」って言う

Oooh we called it off again last night
But oooh, this time I'm telling you, I'm telling you

昨日の夜の電話は 途中で切っちゃったけど
今度こそあなたに言ってやるわ、よく聞きなさい

We are never ever ever getting back together
We are never ever ever getting back together
You go talk to your friends, talk to my friends, talk to me
But we are never ever ever ever getting back together

私たち 絶対に 絶対に 絶対に 元通りになんてなったりしない!
私たち 絶対に 絶対に もう  元通りになんかならないわ
あなたは 友達から 友達を通して 私に話しかけて来るけど
もう二度と 絶対に 本当に 付き合ったりなんかしない!!

Like, ever...

絶対にね




I'm really gonna miss you picking fights
And me, falling for it screaming that I'm right
And you, would hide away and find your peace of mind
With some indie record that's much cooler than mine

あなたとケンカができなくなって 残念だわ
「私は正しい」って もうわめかずに済むことも
あなたは 心の平安を求めて逃げ込むんでしょ
私よりもクールな インディーバンドのレコードとかいうのに

Oooh, you called me up again tonight
But oooh, this time I'm telling you, I'm telling you

今夜も あなたは電話してきたけど
今度こそ あなたに言ってやるわ、言ってやるわ

We are never ever ever getting back together
We are never ever ever getting back together
You go talk to your friends, talk to my friends, talk to me (talk to me)
But we are never ever ever ever getting back together

私たち 絶対に 絶対に 絶対に 元通りになんかなったりしない!
私たち 絶対に 絶対に もう  元通りになんかならないわ
あなたは 友達から 友達を通して 私に話しかけて来るけど
もう二度と 絶対に 本当に 元通りになったりなんかしない!

Oooh yeah, oooh yeah, oooh yeah
Oh oh oh

I used to think that we were forever ever
And I used to say, "Never say never..."
Uggg, so he calls me up and he's like, "I still love you,"
And I'm like... "I just... I mean this is exhausting, you know, like,
We are never getting back together. Like, ever"

私たち永遠だって思ってた
「そんなものないなんて言わないで」って言ったりして…
うぇっ、あいつまた電話してきて、「まだ好きなんだ」だって
で、私は…
「うん…あの、もううんざり。元通りなんて無理よ。本当無理」

No!

無理!

We are never ever ever getting back together
We are never ever ever getting back together
You go talk to your friends, talk to my friends, talk to me
But we are never ever ever ever getting back together

私たち 絶対に 絶対に 絶対に 元通りになんかなったりしない!
私たち 絶対に 絶対に もう  元通りになんかならないわ
あなたは 友達から 友達を通して 私に話しかけて来るけど
もう二度と 絶対に 本当に 元通りになったりなんかしない!

We, ohhh, getting back together,ohhh,
We, ohhh, getting back together

You go talk to your friends, talk to my friends, talk to me (talk to me)
But we are never ever ever ever getting back together

あなたは 友達から友達をたどって 私に話しかけて来るけど
もう二度と 絶対に 絶対に 元通りになったりしない!


では、友人のバージョンはこっち。

はじめて別れた時のこと 忘れてないわ
「いい加減、もう充分だよね」って言ったよね だって
私たちもう一ヶ月も顔を合わせてなかったし
あなた「僕にも"ゆとり"が必要だ」って言ったのよ(何それ!?)

で、また現れて、あなたが言うには
「ねえ、まだ好きなんだ、僕も変わるって約束する、信じてよ」
それって一日続いたっけ? 覚えてる?
こっちは「嫌い」って言って 別れて そっちは電話してきて「愛してる」

Oooh 昨日の夜 また電話は途中で切っちゃったけど
Oooh 今度は言うわ 言わせてもらう

私たち 絶対 絶対 絶対 元には戻らない
私たち 絶対 絶対 絶対 元には戻らない

あなたは 自分の友達 から私の友達 経由で私に 話しかけてくるけど
私たち 絶対 絶対 絶対 絶対! 元には戻らない

絶対ね


あなたが売ってくるケンカも ほんと 二度となくなるなんて残念よ
正しいのは私よって わめかずにいられなくなることとかね
そっちは 心の平和を求めて
私の歌よりクールなインディーズのCDをこっそり聴くんでしょ?

Oooh 今夜また電話がかかってきた でも
Oooh 今度は言うわ 言わせてもらう

私たち 絶対 絶対 絶対 元には戻らない
私たち 絶対 絶対 絶対 元には戻らない

伝言ゲームは 友達たどって 届くの私に(私まで!)
私たち 絶対 絶対 絶対 絶対! 元には戻らない

前は思ってた 私たちいつまでも一緒だって
『そんなの無理』なんて言わないでねって言ったりして

 彼、また電話してきて、「まだ君を愛してる」みたいなこと言って
 私は、「なんて言うか…
 こういうの、もう疲れるだけ、そうでしょ、だって
 私たちもう、絶対、元には戻らないんだから。
 絶対に、」

 そんなの 無理!

私たち 絶対 絶対 絶対 元には戻らない
私たち 絶対 絶対 絶対 元には戻らない

あなたは 友達伝いで 私に話しかけてくるけど
私たち 絶対 絶対 絶対 絶対! 元には戻らない
(繰り返し)


(振られ小娘の歌を聴け…)

友人も悩んでいた、冒頭部分の彼氏の言い分 you needed spaceのspaceをどう訳すか、ということですが、私は概念的な空間としての「時間」を選びました。
常套句としての「僕の時間が必要」って暇とか、距離とか、おおざっぱな意味の「空間」を全てはらんでいるのではないかな…と思って、あえて「時間」かなーって。
友人は「ゆとり」を選んでいて、おお、上手い!と思わず膝を打ちましたが、こういう男はあまり「ゆとり」とか言わない気がして…(笑)
もはやキャラクターをどうとらえるかの問題になってくるね、これ。
冒頭のThis is itは許されるのかは謎ですが、無理やり「もう」に組み込みました。
あと友人が指摘したところですが、ネックのサビ部分のfriendsは複数だから三単現のSがいらなくて、talksにならないから音がひっかからない、っていうのも目からうろこが落ちました。確かにー!!

ありがとう、面白かった。これからも間違いだらけながらもやってみたいです。

ところでこのショーの映像を見るだに、向こうのティーンの余熱を感じられるわけで、その、ティーンは本当にテイラー好きなんだね…。
そういうものに夢中になる青春期を送れなかった人間としてはまばゆいぜ…。