渚にて

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ことのおわり/Doctor Who

最近Tumblrのザッピングで、映画関連でやたら流れてくるのがDoctor Whoだった。

Doctor Whoというのは、BBCが1963年から放映しているティーンズ向けSFドラマシリーズのこと。90年代の中ばに一旦制作がストップしたが、2005年からまた新シリーズとして再開され現在に至っている。


基本的なあらすじは、「ドクター」という異星人とともに、地球人の仲間が時空を行き来しながら、敵やタイムパラドックスを防ぐために奔走するというもの。Tumblrを見る限り、シリーズの熱狂的なファンが世界中にいるようだ。
ドクターは現在11代目となっており、マット・スミス(これまでのドクターの中で一番若い)が演じている。初期はかなり高齢の役者さんが演じていることが多く、まさしく『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクみたいな雰囲気だった。ちなみに旧シリーズで制作されたパロディドラマでは、ローワン・アトキンソンがドクターを演じていたこともある。

このドクターはタイムロードと呼ばれる種族で、心臓が2つある強靭な体の持ち主。肉体が滅びても12回までは再生が可能で、その際以前とはまるで違った体に生まれ変わるが、精神は受け継がれているという設定だ。ちなみにタイムロードはすでにドクター以外滅亡し、彼が最後の一人だという。
というわけで、今のドクターは外見こそ若いが中身は相当なじいさんである。服が古風で変わったブリティッシュスタイルなのもそのためらしい。時空を旅するときには、イギリス式簡易交番の形をしたマシン・ターディスを操る。(私もDoctor Whoに関しては初心者なので、紹介にミスがあるかもしれないことをあらかじめことわっておこう)
何となーくだけど、ノリは『銀河ヒッチハイクガイド』を思い出すなあ。たぶんあれが好きな人はきっと好き!

NHKで何年か前に、9、10代目のドクターのシリーズを放送していたが、その後はとんと音沙汰がない。子供向けの割にマニア心をくすぐる設定やエキセントリックなドクターのキャラクター、さらに巻き込まれるパートナーたちの行く末にはらはらしたものだった。
現在のドクターは2010年からで、どうもこの秋に終了したシーズンで、ドクターとパートナーのヒロイン・エイミー、その彼氏ローリーとの別れが待っていたらしい。このエピソードが「とにかく泣ける!」と評判なので、現在ボックスを買おうかどうか検討中。でもPAL方式なんだよね…何とか日本のデッキでも見られないかな。

ドクターは長い時を生きる異星人だから、その時々のパートナーとずっと一緒にいることはできない。これは長寿シリーズの宿命だと思うが、それでも中身自体は変わらないドクターがずっと共に冒険を続けた仲間たちと否応なく引き離されるのは、辛くてさびしい。おかげで最近、本シリーズを見られてもいないのに3人の写真を見るだけで切ない気持になってしまう。秋ですね。



あと、14年までは今のマット版11代目ドクターが演じるらしい。マットが好きだから楽しみだなあ。
でも本人曰くこのシリーズのせいでスケジュールがすごく忙しいそうで大変そう。がんばれー。