渚にて

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I'm Yours!/ 彼と彼女のソネット

最近は連日夜の作業が続きます。立秋からそれまでと一転して一気に涼しくなりましたね。とはいえ、今日も夕方の帰り際は日光が首に突き刺さるようでした。

家に帰ると、坂本美雨ちゃんの新作『I'm Yours!』が届いていて思わずにっこり。
待ちきれなくて、最近はずっと前作『HATSUKOI』を出勤時に聞き返していたので、さっそく聴いてみました。

坂本美雨/I'm Yours(Miu×KREVA)


前々作『Phantom Girl』からのThe Shanghai Restration Project/Dave Liangプロデュース。私も彼の手がけた美雨ちゃんの作品を聴いてひと聴き惚れしたので、相性が良いんだろうなと。
まさに癒しのハイトーンボイスとエレクトロポップの融合です。
本人曰く「ラブアルバム、略してラブバム!」という通り、タイトルからもうかがい知れる愛の歌ばかり。
前作が割と静かで美しい印象のポップが目だったのに比べ、今回は強いメッセージ性を感じます。
ジャケットもアイスバー片手に力いっぱい走る美雨ちゃん。オレンジのイメージカラーも何だかパワフル。
I'm Yours!「私はあなたのもの!」と高らかに宣言して、「あなた」に向かって飛び込んでくる気持ちそのもの、それこそが彼女のいう「愛」で、それを届けたいな、いや届け!という作品なのではないでしょうか。
エッジが効いた『あなたと私の間にあるもの全て愛と呼ぶ』、前作にも通じるアップテンポでかっこいい『Go』や、美雨ちゃんらしく可愛いらしい『ラブトラベル』、そのほかにも表題作であるKREVAとのコラボ『I'm Yours』も面白いです。またリピートしてしまいそう。
去年の今頃は狂ったように毎日前作を聴き続けていたからなあ。あれを超えてくれると嬉しい。個人的には単体の曲を取り上げると前作が大好きなのですが、全体の曲のバランスとしては今回のほうがよくまとまっている気がします。

旅先、特に空港で聴くとき、美雨ちゃんのアルバムはとても気持ちがいいです。浮遊感があるからかな。今回もきっとお供に持っていくんだろうな。

おまけの美雨ちゃんカバーの『彼と彼女のソネット


80年代のフランスの歌手エルザのヒット曲(T'en va pas『哀しみのアダージョ』)で、大貫妙子の詞で原田知世が歌っていましたね。


この歌が好きなあまり、言葉も何も分からないのに読みだけ適当にメモして歌っていた遥か彼方の思い出。
美雨ちゃん大好きだけど、これはやはり大貫妙子カバーが一番好きかな。



最後に原田知世バージョンも!