渚にて

旅行、音楽、読書、日常の雑記をつれづれに。

The Hour/Ben Whishawのクールネス

お久しぶりです~!
4月に入ってからというもの、新環境でどたばたとしていてなかなか更新できませんでしたが、少しずつ余裕が出てきたかな…(いやまだまだなんだけど…)という隙を見計らって日記を書きます。
書かないとずっと書かないままになるしなあ。

さて、先月は映画見放題環境見おさめとばかりにウォーシャウスキー姉弟監督らの『クラウドアトラス』を見て、Ben Whishawに泣いてきたわけですが、やはり気になる演技をする人だなあとSkyfallつながりでちまちまと追って、うっかりBBC制作のドラマ"TheHour"と、19世紀の詩人ジョン・キーツを演じた"Bright Star"を購入してしまいました。
忙しさにかまけてネットをしていたせいでどっちも進んでいないのですが(涙)、今さっき少しずつ"The Hour"を見始めたところです。



"The Hour"(2012)は1950年代のロンドンが舞台。
新たなニュース番組『TheHour』が立ちあがり、女性プロデューサーのベル(Romola Garai/"Emma")、ニュースキャスターのヘクター(Dominic West)、野心的で若いジャーナリストのフレディ(Ben Whishaw)を中心に話が展開される。同じころ大学教授が犠牲になる謎の殺人事件が起こるが、それにはフレディの知り合いの上流階級の女性が関連しているようで…
これ、Season2の予告かな


こんな話なのですが、全体像はまだよく分からないけれども、50年代っぽい雰囲気はなかなか素敵です。正直この時代のロンドンがどんな感じだったのかもいまいちピンとこない(笑)Swinging Londonよりも10年前かー。
ちょっとだけ調べてみると、第二次世界大戦後のイギリスは連合国として勝利はしたものの、経済的には低成長にあえいでいたころ。また、フランスとともに占有していた帝国主義の象徴ともいえるスエズ運河を、エジプトが武力で制圧。そのまま国有化されてしまうという屈辱に遭います(スエズ動乱/1956)。スエズの件で英仏を非難していたアメリカの台頭もあり、かつて栄華を誇ったイギリスは国際的には弱体化の一途を辿ります。ドラマでもニュース場面でちらりとスエズ運河の話題が出ていた気がする。

ところで、上流階級の女性の婚約者がいきなりAndrew Scottで私は噴いた。
調べてみるとこのThe Hour、本来はもう少し続くはずだったようですがSeason2で終わっています。
えええ、ちょっと、見る前からそんなの知りたくなかった…(涙)。
でもここのBenの、ちょっといけすかない感じの役柄はよく似合っていますよね。


冒頭の方で、フレディがベルを「マニーペニー」と呼びかけて、ベルが「ハイ、ジェームズ?」と答えるところでミーハーなボンド好きは震えるよ。

あと、これがBright Star